音楽フェスの季節になると、「行きたいけれど一人はちょっと不安…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
私自身も、最初にひとりでフェスに行ったときは少し緊張しました。しかし、実際に行ってみると、同じように一人で来ている人が想像以上に多く、すぐにその自由さにハマってしまいました。
近年は男女を問わず、一人でフェスに参加する人が増えています。SNS上でも、女性のひとり参加がよく見かけるようになり、“ソロフェス”はすでに特別なことではなくなりました。
この記事では、音楽フェスの一人参加の割合や会場の雰囲気、持ち物やトイレなど実用的なポイントまで、筆者の体験も交えながら詳しく紹介します。
記事のポイント
- フェス一人参加の割合は?
- 一人でフェスに行って大丈夫?
- 女性の場合、危険な目に合わないか心配
- 一人フェスを楽しむためにおすすめのアイテム
- ひとりフェス歴20回以上の筆者体験談
この記事を書いた人

ひとり時間マイスター辰子(@ohitori_tatsuko)
ひとり時間マイスターの辰子(36)です。
音楽フェスも旅行も焼肉もいつも一人。
「ひとりは恥ずかしくない!」を提唱しながら、ひとりの贅沢を語ります。
一人だからこそ気づけること、味わえること。
そんな“ちょうどいい毎日”を紹介します。
目次
フェスに一人で行く人ってどのくらいいる?割合と女性参加者のリアル事情

- フェスに一人で行く人の割合を調査!大学生アンケートから見るリアルな数字
- フェスに一人で行くのは恥ずかしい?意外と気にならない理由と現地のリアルを解説
- フェス一人参加の魅力とは?自由さと“出会いのリアル”を徹底解説
フェスに一人で行く人の割合を調査!大学生アンケートから見るリアルな数字

音楽フェスに一人で参加する人は、ここ数年で確実に増えています。
「フェスに一人で行く人の割合」は明確な全国統計こそ少ないものの、国内外のデータを見ても“ソロフェス”が一般的なスタイルになりつつあることがわかります。
音楽フェスへの一人参加の割合は?
- 学生アンケートを参考にした一人参加率
- SNSで見えるリアルな声
- 海外データとの比較
学生アンケートを参考にした一人参加率
2023年に株式会社ガロアが実施した「大学生の音楽フェスに関する実態調査(N=500)」では、まず「音楽フェスに行ったことがありますか?」という質問に対し、35%が「はい」と回答しました。
さらに、この「行ったことがある」と答えた学生を対象に、「誰と行きましたか?」という質問を行ったところ、“ひとりで参加した”と回答した割合が11% という結果になりました。
すなわち、フェス参加経験者の中では1割以上が“ソロフェス参加”を経験しているということになります。

学生を対象とした結果であり、すべての年代を代表するわけではありませんが、“若い世代の中にも一人でフェスを楽しむ層が一定数存在する”ことを示すデータといえます。(※参考:PRTIME「株式会社ガロア 大学生の音楽フェスに関する実態調査<ガクセイ協賛>」)
辰子学生でも1割が一人フェス経験なんですね!
意外と多い!
SNSで見えるリアルな声
X(旧Twitter)やInstagramでも、「一人でフェスに行ったけどめちゃくちゃ快適」「誰にも気を使わず好きなアーティストを追える」といった投稿が増えています。
音楽フェスは一日を通して開催されることが多く、「ずっと一人で過ごすのは不安」と感じる人もいるでしょう。
しかし実際に参加してみると、「思っていたより気楽だった」「一人で来ている人も多く、誰も気にしていなかった」という声が多く聞かれます。
このように、フェスに一人で行くことは今や特別なことではなく、男女や年齢を問わずごく自然な選択肢になりつつあります。



私も毎年ひとりで野外音楽フェスに行っていますが、
体感で1割くらい一人の人を見かけます。
グループで来ても、皆好きなアーティストを見るためにばらばらに行動している人もいるので、ぼっちもその中に紛れます。
海外データとの比較
海外では、一人でフェスに参加する文化がより進んでいます。
イギリスのチケット販売会社 Ticketmaster UK の調査によると、フェス参加者の 約3割(29%) が「一人で来場している」と回答しています。(参考:Ticketmaster UK「The solo festival experience: why 1 in 3 are now going it alone」※海外サイト)
このような“ソロフェス”の文化はSNSや動画を通じて日本にも広がり、「誰と行くかより、どう楽しむか」を重視する人が今後はますます増えるのではないでしょうか。
フェスに一人で行くのは恥ずかしい?意外と気にならない理由と現地のリアルを解説


「フェスに一人で行ったら浮くんじゃないか」「周りはみんなグループで来ていそう」──そんな不安を感じる人も多いかもしれません。ですが、実際に行ってみると驚くほど“一人でライブを楽しんでいる人”が多いことに気づきます。そもそもフェスは人が多すぎて、誰が一人で、誰が友人と来ているのかなんて、ほとんど誰も気にしていません。
大勢で行ってもそれぞれ見たいアーティストが違うことが多く、結局は別行動になるパターンも多いため、一人で参加しても自然に周囲に溶け込み、むしろ“ぼっち感”がまったく目立たないのです。
そして「一人でご飯を食べるのが不安」という声もよく聞きますが、これもまったく問題ありません。フェスによってスタイルはさまざまですが、一人でも芝生にレジャーシートを敷いて音楽を聴きながら食事をしたり、お酒を楽しんだりする人が大半です。ライブを思い切り楽しみたいなら、食事をサッと済ませて次のステージに向かうのも自由。
フェスは「誰と行くか」ではなく、「どう過ごすか」を自分で決められる場所。自分のペースで動き、好きな音を心から楽しめることこそ、一人フェスの最大の魅力です。
男性の一人フェスってどう?誘う相手がいないと断念する前に、一人で行ってみよう


男性の一人フェス参加は、女性よりも早い時期から自然に広がっていった印象があります。
特にロックフェスなどでは「好きなアーティストを一人でじっくり観たい」という人が多く、ソロ参加はすでに一般的なスタイルになりつつあります。
そもそも音楽フェスは、一日がかりの大規模イベント。
野外で過ごすことも多く、体力や時間、そしてチケット代・交通費なども必要なため、音楽が本当に好きな人でないと少しハードルの高い娯楽です。予定や好みが合う友人を見つけるのも意外と難しく、「行きたいけど誘う相手がいない」という声も少なくありません。
「フェスに行きたいけど一緒に行く人がいない」と迷っているなら、ぜひ思い切って一人で参加してみてください。想像以上に、快適で楽しい時間を過ごせます。
一人フェスの魅力は、何といっても自由さと没入感。見たいアーティストの時間にすべてを合わせられ、誰にも気をつかわずに音楽に集中できます。食事や休憩も自分のペースで取れるので、気ままに動けるのも一人参加ならではの楽しみ方です。



「では、女性の一人フェス事情はどうでしょうか?
一人フェスは女性でも大丈夫?安心して楽しむためのポイント


近年、「一人 フェス 女性」というキーワードでの検索が増えており、女性のソロフェス参加や興味を持つ人が確実に増えています。かつては「一人で行くのは勇気がいる」と感じる人も多かったですが、実際には年々“おひとり参加”の女性が増加中です。
女性の一人フェス参加では、防犯面を気にする声もありますが、日中開催のフェスであれば危険に遭う可能性は非常に低いといえます。会場には多くのスタッフが常駐しており、人の目も多いため、基本的には安心して過ごせる環境が整っています。
実際の参加者からも、「自由に動けて快適だった」「トイレや食事も自分のタイミングで済ませられる」といった声が多く、グループ行動よりも気楽に楽しめるという意見が目立ちます。服装や荷物を軽くし、貴重品だけ肌身離さず持つようにすれば十分。フェスの開放的な雰囲気の中では、誰が一人で来ているかなど気にする人はいません。
ただし、モッシュゾーン(ステージ前の混雑エリア)では注意が必要です。一部ではありますが、痴漢被害に遭ったという声も聞かれます。人が密集しているため、身動きが取りづらくなることもあります。「少し危ないな」と感じたら、周囲の人に助けを求めたり、エリアを少し後ろに移動するのが安全です。ステージの後方でも十分楽しめる場所はたくさんありますし、音や一体感はしっかり味わえますよ。



悲しいけれど、痴漢被害はグループで来ていても起こるときは起こる。
警備も強化されています。無理せず楽しむというのも大事です。
フェス一人参加の魅力とは?自由さと“出会いのリアル”を徹底解説


フェスに一人で行く最大の魅力は、やはり自由であること。
友人と予定を合わせる必要もなく、見たいアーティストを思うままに追いかけたり、気になるフードブースをゆっくり回ったり──自分のペースで過ごせることが一番のメリットです。音楽に集中できる時間も増え、「一人で行って正解だった」と感じる人は少なくありません。



仲間と行くフェスも楽しいですが、
待ち合わせがうまくできずにヤキモキしたことも。
では、気になる「出会い」はどうなのでしょうか。
検索でも「フェス 出会い」などのワードが多く見られますが、ロックフェスの場合、恋愛的な出会いを目的にしている人は少数派です。
会場では「最高でしたね!」「あの曲よかった!」といった軽い会話が交わされることはあっても、ナンパのようにしつこく声をかけてくる人はほとんどいません。一人フェスは、音楽を純粋に楽しむ人が多く、互いに距離感を保ちながらその場の空気を共有するような雰囲気が主流です。
もちろん、自然な交流を楽しみたい人にとってはチャンスもあります。
たとえば、「良かったですね、一人ですか?」と話しかけたり、事前にSNSで「○○フェス行く人いますか?」と発信したりすれば、共通の趣味でつながれることも。ただし、そうした出会いは“おまけ”のようなもので、無理に求めなくても十分楽しめるのがフェスの良さです。
反対に、話しかけられたくない人は「友達と待ち合わせ中です」等と軽くかわすだけでOK。フェスの空気は基本的にフラットで、誰かに絡まれることを気にしすぎる必要はありません。
音楽を全身で感じたい人、誰にも気を使わずに過ごしたい人──そんな人にこそ、一人フェスはぴったり。
“出会い”を目的にしなくても、そこには自由と心地よい没入感があります。
フェス一人参加での“出会いとの付き合い方”
- 目的を明確に
→ 「音楽を楽しみたい」のか「交流も楽しみたい」のかを自分で決めておく - 自然な会話はOK
→ 「最高でしたね!」「この曲よかったですね!」など、その場の共感を楽しむ程度なら◎ - SNSを活用
→ 事前に「○○フェス行く人」と発信すれば、同じ趣味の人とつながりやすい - 無理な出会いは求めない
→ しつこい声かけがあれば軽くスルー、「友達待ってるので」とかわすのも◎ - 距離感を大切に
→ 気が合えば話し、そうでなければ一人時間を満喫すればいい - 出会いも孤独も、どちらも楽しむ
→ フェスは「誰と行くか」より「どう楽しむか」が本質
あくまでここで紹介した内容は、フジロックやサマーソニック、ライジングサンといったロックフェスを基準にしています。フェスといっても、S2Oのように水着&ずぶ濡れで参加するクラブ寄りのフェスはまた雰囲気が異なります。
そうしたイベントでは交流や出会いの目的で参加する人も多く、ロックフェスとは空気感が別物。自分がどんなフェスに行きたいかを明確にして選ぶと、より安心して楽しめます。
一人フェスの持ち物リスト|快適&安心に過ごすための必需品とは


- 【完全版】フェス初心者が一人でも安心!最低限これだけは持って行きたい必需品リスト
- フェスをもっと快適に!あると便利なおすすめアイテム【一人参加にも◎】
- 一人フェスの服装|おしゃれより“動きやすさと快適さ”が最優先
- 【フェス初心者必見】一人フェスで気になるトイレ事情と荷物管理のポイント
- 【体験談】アラフォー筆者が語る!一人フェスのリアルと楽しみ方のコツ
【完全版】フェス初心者が一人でも安心!最低限これだけは持って行きたい必需品リスト


フェスでは、荷物を最小限にして動きやすさ重視で準備するのが基本です。特にステージ間の移動が大きい場合には、大きな荷物は大きなストレスになります。フェス歴20回以上の筆者が、最低限、次のアイテムがあれば安心というものを紹介しますので、是非参考にしてください。



今回は宿泊なしの場合を想定しています!
最低限これだけは持って行きたい必需品リスト
- チケット(電子・紙どちらも確認を)
- スマホ(情報源&ライフライン)
- モバイルバッテリー(予備電力は必須)
- 現金(少額を分けて持つ)
- 保険証・身分証明書(万が一の備えとして)
- タオル・日焼け止め・ボディーシート・虫よけ(夏フェスの四種の神器)
- 飲み物・軽食(長時間行動の味方)
- 雨具(レインコート・ポンチョはマストアイテム)
- ウェットティッシュ(何かと汚れる何でも拭ける)
チケット(電子・紙どちらも確認を)
言わずもがな、チケットだけは忘れずに持ちましょう。
最近は電子チケットが主流ですが、通信トラブル等に備えて事前にスクリーンショットを保存しておくこともおすすめします。紙チケットやリストバンドの場合は、すぐ取り出せるところに準備しておきましょう。
スマホ(情報源&ライフライン)
一人フェスでは、スマホがチケット・地図・連絡手段を兼ねる“命綱”です。
タイムテーブルの確認やSNSでの情報収集、帰りの交通手段のチェックなど、持っていないと困る場面が本当に多いアイテム。
フェスをどのように楽しむかにもよりますが、スマホの持ち方には少し注意が必要です。最近は、防水ケースに入れて首から下げたり、斜め掛けのストラップで持ち歩く人も多いですよね。ただし、モッシュゾーンや混み合ったエリアでは紐が切れたり、スマホが他人に当たる危険もあるため注意が必要です。細いストラップでむき出しのまま持つのは避け、ポケットに入れるか鞄にしまっておくのが安全です。歩いているときや、ステージを遠くから観るスタイルならストラップ利用もOK。
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また、電子決済を利用する場合は、事前にチャージを済ませておくことを忘れずに。
フェス会場では電波が不安定になることも多く、当日にチャージしようとしてもエラーが起きる場合があります。
さらに、現金からのチャージに対応していない店舗もあるため、あらかじめ十分に残高を蓄えておくのが安心です。



写真をたくさん撮りたい人は、
ストレージ容量やバッテリー残量も事前に確認を。
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モバイルバッテリー(予備電力は必須)
上述した通り、スマホの充電切れはフェス最大のトラブル。
特に一人参加では頼れる人がいないため、1〜2回フル充電できる容量のモバイルバッテリーを必ず持参したほうがよいでしょう。軽量タイプやケーブル一体型なら荷物もかさばりません。
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現金(少額を分けて持つ)
フェス会場では、フードブースやグッズコーナー等で電子決済がほとんどできっるようになっていますが、通信混雑で使えないケースもあります。また現金のみ対応の店もあるので、基本的には電子決済を利用し、10,000円程度は現金を小分けに保険の為に持つのがベストでしょう。貴重品袋に入れて肌身離さず管理しましょう。



財布はとにかく軽くするのをおすすめします。
私は防水タイプの軽量小銭入れとか、ジップロックに入れてます。
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保険証・身分証明書(万が一の備えとして)
フェスは長時間イベントのため、思わぬケガや体調不良に見舞われることもあります。
そんなときに役立つのが健康保険証と身分証明書。救護テントや病院での対応時には本人確認が必要になる場合もあるため、必ず持っておきましょう。
財布やカードケースにまとめておけば、荷物もかさばりません。「使うことがないのが一番」ですが、万が一の備えが安心感につながるアイテムです。
タオル・日焼け止め・ボディーシート・虫よけ(夏フェスの四種の神器)
屋外フェスでは、強い日差しと熱中症対策が欠かせません。
タオルは汗拭きとしてはもちろん、お気に入りアーティストのタオルを現地で購入して使うのもフェスの楽しみのひとつです。首にかけるだけで体感温度を下げられる冷却タオルタイプもおすすめです。
ボディーシートと虫よけシートも必需品です!
屋外フェスでは、汗や日差し、地面の土埃などで一日中ベタつきやすくなります。人にもよりますが、私はべたべただけは嫌なので、トイレに行く度に拭いていました。汗を拭くだけでリフレッシュでき、周囲へのにおい対策にもなります。
また、芝生や林間エリアでは蚊やブヨが出ることも多く、刺されるとその後のステージに集中できません。これらの“快適系アイテム”をポーチに入れておくだけで、フェスの一日がぐっと過ごしやすくなります。
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飲み物・軽食(長時間行動の味方)
フェス会場のドリンクは高価なうえ、行列も長いのが定番です。
水分補給をこまめにできるよう、ペットボトルの水やスポーツドリンクを1〜2本持参しておくと安心。軽食には、片手で食べられるエナジーバーやおにぎりが便利です。
また、疲れたときのために甘いお菓子や塩飴を忍ばせておくのもおすすめです。体力を消耗しやすい一人フェスでは、ちょっとした糖分・塩分補給が思いのほか効きます。気温や天候に関わらず、こまめな水分&エネルギー補給を意識して、最後まで元気に楽しみましょう。
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雨具(レインコート・ポンチョはマストアイテム)
フェスでは天候が急変することも多く、晴れていても雨具は持参するほうが安心です。特に山間部や高原で行われるフェスは天気が変わりやすく、急な雨に見舞われることも珍しくありません。ほとんどの会場では安全のため傘の使用は禁止されているため、両手が空くレインコートやポンチョタイプが基本です。
軽量の折りたたみ式レインコートなら、荷物にもならず急な夕立にも即対応できます。フェスでは「降る前提」で準備しておくほうが、結果的にストレスなく楽しめます。



防寒着にもなります。
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ウェットティッシュ(何かと汚れる何でも拭ける)
飲食ブースではテーブルが汚れていたり、トイレの後手を洗う場所が混んでいたりすることも。ウェットティッシュを持っておくと、汚れた時にサッと拭けて快適です。会場で売っている場合もありますが、やはり値段は張るので事前に準備しておいたほうがよいでしょう。
フェスをもっと快適に!あると便利なおすすめアイテム【一人参加にも◎】


必需品はそろえたけれど、「もう少し快適に過ごしたい」「一人だからこそ準備をしっかりしておきたい」──
そんな人におすすめしたいのが、以下の“プラスαアイテム”です。
どれも荷物を増やさずに快適さをぐっと高めてくれるものばかりです。
あると便利なおすすめアイテム
- モバイル扇風機・冷却タオル
- 耳栓・イヤープラグ
- レジャーシート・折りたたみチェア
- エコバッグ
- ナプキン・生理用品(突然の体調変化に備えて)
モバイル扇風機・冷却タオル
真夏の屋外フェスでは、熱中症対策が何より大切。小型のモバイル扇風機や首にかける冷却タオルがあれば、暑さのストレスが大幅に軽減されます。特に一人参加では、誰かに「ちょっと日陰で休もう」と促されることもないので、自分で体調管理できる準備が重要です。
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耳栓・イヤープラグ
スピーカーの近くで観る予定がある人は、耳栓も持っておくと◎。音量の大きいステージが続くと、翌日に耳鳴りを感じることもあります。最近は音質を損なわず音量だけをカットできるライブ用イヤープラグも販売されています。
長時間の参加を考えるなら、耳を守る準備も“プロの楽しみ方”です。
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レジャーシート・折りたたみチェア
芝生や砂地の会場では、ちょっと座れるスペースがあるとリラックス度が段違い。軽量タイプのレジャーシートや折りたたみチェアがあれば、休憩や食事のときに便利です。
会場にも椅子やテーブルが用意されている場合もありますが、ほとんどが埋まっていて一人で席を確保するのは至難の業。今は、軽量の折り畳みチェアもたくさん販売しているので、荷物に空きがあれば持っていくのをおすすめします。
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ナプキン・生理用品(突然の体調変化に備えて)
フェスは長時間にわたるイベントのため、思いがけない体調の変化もあります。
特に屋外でトイレの場所が限られている場合、ナプキンやおりものシートを数枚だけでも持参しておくと安心です。
突然の体調不良や汗による不快感を防ぐことができ、快適に過ごせます。
コンパクトタイプや個包装のものをポーチに入れておけば、荷物にもなりません。
一人フェスの服装|おしゃれより“動きやすさと快適さ”が最優先


フェスでは長時間立ちっぱなし・歩きっぱなしになるため、おしゃれよりも機能性重視の服装がおすすめです。
一人で参加するからこそ、誰かの目を気にせず、自分が快適に過ごせるスタイルを選びましょう。
一人フェスの服装
- トップス(通気性・速乾性がポイント
- ボトムス(汚れても気にならない素材を)
- 靴(快適さを左右するフェスの重要アイテム)
- 帽子(フェスでは“日差し対策+マナー”が基本)
トップス(通気性・速乾性がポイント)
フェスでは汗をかく場面が多いため、通気性と速乾性に優れたトップスを選びましょう。Tシャツやドライ素材のシャツなら、汗をかいてもベタつかず快適です。
とはいえ、フェスの醍醐味といえば好きなアーティストのTシャツを着ること。会場を見渡せば、ほとんどの人がフェスTやバンドTを身につけています。テンションが上がるうえ、同じファン同士で自然に会話が生まれることも。
気温が高い日は下着やインナーで温度調整をして、快適さと“推しT”の両立を楽しみましょう。
ボトムス(汚れても気にならない素材を)
地面がぬかるむこともあるフェスでは、動きやすくて汚れに強い素材がベスト。ス雨上がりの地面では泥はねが避けられないため、白や淡い色のボトムスは避けるのが無難。ポケット付きのデザインを選ぶと、スマホやチケットの収納にも便利です。
最近だとロングスカートの人もいますが、個人的にはアウトドア用のズボン等汚れていいものをはくのをおすすめします。



どのようにフェスを楽しむかによっても服装変わりますね!
私は毎度MILLETのハイキングパンツ履いていってます。
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靴(快適さを左右するフェスの重要アイテム)
1日フェスを思いきり楽しもうとすると、3万歩を超えることも珍しくありません。距離にして約20km──筆者自身も1日でそれくらい歩いたことがあります。





なるべく移動しないように…と算段を立てても20kmコースでした。
履きなれたトレッキングシューズを履いていっても足パンパン。
そのため、靴は見た目よりも歩きやすさ重視で選ぶのが鉄則です。普通のスニーカーでも問題ありませんが、クッション性の高いウォーキングシューズやトレッキングブーツを履く人も多いです。
特に前日や当日に雨が降った場合、会場がぬかるんで滑りやすくなるため、防水タイプの靴を選ぶと安心。足の疲れを防ぐインソールを入れるのもおすすめです。
快適な足元こそ、最後までフェスを楽しみ切るための最大のポイントです。
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帽子(フェスでは“日差し対策+マナー”が基本)
屋外フェスでは、長時間の直射日光を浴びるため帽子は必須アイテムです。熱中症対策や日焼け防止はもちろん、長時間の待機や移動時にも体力消耗を抑えられます。
帽子を選ぶときは、つばが広すぎるタイプは避けるのが良いでしょう。広すぎるタイプだと後ろの人の観覧を妨げることがあるため、フェスでは敬遠されがちです。キャップやアウトドア用ハットのように顔まわりを適度に覆いながらも、通気性の良いタイプが最適です。
最近は首筋までカバーできるサンシェード付きキャップも人気です。デザイン性も高く、フェスファッションのアクセントにもなるので、機能とおしゃれを両立させたい人におすすめです。
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アウター(昼夜の気温差に備える)
日中は暑くても、夜になると冷え込むのが屋外フェスの特徴です。薄手のパーカーやウインドブレーカー、ナイロンジャケットを1枚持っておくと安心。天気が不安定な山間部フェスでは、防水機能のあるアウターが便利です。コンパクトに畳めるタイプを選べば、荷物もかさばりません。
【フェス初心者必見】一人フェスで気になるトイレ事情と荷物管理のポイント


フェスに一人で参加する際、特に気をつけたいのがトイレ問題です。会場によってはトイレが少なく、人気アーティストのステージ前後には長蛇の列ができることもあります。そのため、ライブの合間や人の流れが落ち着いたタイミングを見計らって早めに行くのが鉄則です。
一人参加では荷物を預けたり見てもらったりできないため、トイレに行くときは荷物を持って行くようにしましょう。そういった意味でも、背負えるリュックやショルダータイプの防水バッグなど、両手が空く形が便利です。
屋外フェスでは、トイレ周辺がぬかるんでいたり、洗面スペースが混雑していたりすることも少なくありません。また、簡易トイレはトイレットペーパーを設置していない場合もあるので、ティッシュやウェットティッシュは取り出しやすいところに入れておくのをおすすめします。
どんなフェスでも“一人では人任せにできない”という前提を意識して、早め・軽め・自分で完結できる準備をしておけば、長時間のイベントでも安心して音楽を楽しめます。
【体験談】アラフォー筆者が語る!一人フェスのリアルと楽しみ方のコツ


私は毎年春に行われる「ARABAKI ROCK FEST.(荒吐ロックフェス)」に、ほぼ毎年参加しています。
学生の頃は一緒に行ってくれる友人もいましたが、年を重ねるにつれて予定やライフスタイルが合わなくなり、気づけばここウン年は毎回“ひとり”です。



最初に一人で行ったときは、
大学生だったこともあり皆さんと同じように不安でした。
「楽しかったことを共有する友達がいなくて、本当に楽しめるのか?」「ごはんはどうする?」「荷物は?」「浮いて見えるんじゃ?」と、一人で外出・外食をしていた身でも、フェスの一人参戦は結構心理的ハードルが高かったように思います。
しかしも実際に行ってみると、「なんであんなに悩んでたんだろう?」と思うほど、普通に楽しめるんです。音楽が好きなら、一人でも十分楽しめる。だからこそ、「一緒に行く人がいないからやめようかな」と思っている人には、ぜひ一歩踏み出してみてほしいと思い、この記事を執筆しました。


持ち物についてもいろいろ書きましたが、私はライブを前方(いわゆるモッシュエリア)で楽しみたいタイプなので、最近は、小さなショルダーポーチに小銭とスマホ、汗拭きシート・除菌シートだけを入れて臨んでいます。夜は冷えるので、Tシャツの上から羽織れる薄手のウィンドブレーカーやナイロンジャケットを腰に巻いていきます。



財布とスマホさえあればとりあえずOK派です。
ライブ会場でリュックを背負っている人も多いですが、リュックだと重い・邪魔という人は、クロークに預けて最低限持ち歩くスタイルも◎。自分の過ごし方に合わせて調整すればOKです。


不安なごはんはというと、フェスの種類にもよりますが、たとえばロック・イン・ジャパンやフジロックのような会場は、ステージ周辺に芝生が広がっていて、レジャーシートを敷かなくてもそのまま座って食べるスタイルでも問題ありません。私もレジャーシートを持って歩くのが嫌で、いつも地べたに座って食べています。



これが意外と気持ちいい。
雨の日は無理ですが、フェスでは多少汚れるのが当たり前。みんな同じなので、気にせず楽しんで大丈夫です。やっぱり、好きな音楽を野外で全身で感じられるというのがフェスの最大の醍醐味。誰かと一緒でも、一人でも、その瞬間を共有できる空気がある。不安よりも、行ってよかったという気持ちがきっと勝ちます。ぜひ、あなたも“ひとりフェス”を楽しんでみてください。
総括:【体験レポあり】フェス一人参加の割合は?男女ともに“ひとり参戦”を選ぶ人が増えている理由
音楽フェスに一人で参加する人は年々増えています。男女問わず、「誰かと予定を合わせるより、自分のペースで楽しみたい」と考える人が多くなり、今では“一人フェス”が自然な選択肢のひとつになっています。
最初は不安を感じるかもしれませんが、会場に入ってしまえば誰も他人のことを気にしていません。見たいアーティストを思う存分観て、休みたいときに休む。その自由さこそが、一人フェス最大の魅力です。
持ち物やトイレの不安も、少し準備しておけば大丈夫。必要なものをそろえて、自分のペースで行動できるようにしておくだけで、フェスの一日は何倍も快適になります。
「行きたいけど、一人で行く勇気がない」と迷っている人こそ、ぜひ一度体験してみてください。思っている以上に、自由で楽しく、心地よい時間が待っています。
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