【必見】学生の一人暮らし初期費用はいくら?賢く節約するために知っておきたいこと

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春から大学進学や専門学校入学を機に、一人暮らしを始める学生さんも多いでしょう。
しかし、いざ準備を始めると「初期費用っていくら必要?」「仕送りなしでも大丈夫?」と不安になる人も少なくありません。

家賃や敷金・礼金といった契約費用に加え、家具や家電、引越し費用など──新生活には想像以上の出費が重なります。特に都市部の物件や女子学生の一人暮らしでは、安全性や利便性を重視する分、費用が高くなる傾向もあります。

この記事では、大学生・高校生を問わず、学生の一人暮らしにかかる初期費用の平均や内訳、節約のコツをわかりやすく解説します。“お金の不安”を“前向きな準備”に変えられるよう、リアルなデータと工夫をもとに、無理のないスタートを応援します。
記事のポイント
  • 大学生の一人暮らしの初期費用は?
  • 思ったより初期費用が高くて愕然
  • 大学生は仕送りなしで生活できる?
  • 初期費用をおさえるコツ
この記事を書いた人

ひとり時間マイスター辰子(@ohitori_tatsuko)

ひとり時間マイスターの辰子(36)です。
音楽フェスも旅行も焼肉もいつも一人。
「ひとりは恥ずかしくない!」を提唱しながら、ひとりの贅沢を語ります。

一人だからこそ気づけること、味わえること。
そんな“ちょうどいい毎日”を紹介します。
目次

一人暮らし初期費用の相場は?学生が知っておくべきリアルな金額ガイド

  • 学生の一人暮らし初期費用はどのくらい?平均相場をチェック
  • 一人暮らしの費用はどれくらい?仕送りなしだと全国平均でも厳しい現実
  • 大学生の一人暮らしはきつい?学生がやりくりするコツ

学生の一人暮らし初期費用はどのくらい?平均相場をチェック

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入学時の一人暮らしでかかる主な項目一覧

一人暮らしを始めるときに必要な費用は、大きく分けて「契約関係」と「生活準備費用」の2つです。契約関係は不動産の初期費用、生活準備費用は家具や家電、引越し費などが該当します。

下記は一般的な項目と相場の一例です。
費用項目内容目安金
敷金・礼金家賃1〜2か月分が多い約10〜15万円
前家賃・仲介手数料契約時に支払う家賃約10万円前後
家具・家電冷蔵庫・洗濯機・ベッドなど約10〜30万円
引越し費用荷物量・距離により変動約5万円前後
日用品・生活雑貨カーテン・調理器具・洗剤など約2〜5万円
合計すると、初期費用の目安はおよそ40〜60万円前後かかります。
辰子

遠方や都心部への引っ越しの場合、
さらに費用がかさむ恐れも…

全国平均はいくら?大学生の初期費用目安

「大学生の一人暮らしにかかる初期費用の平均は」は、残念ながら調査結果がありませんでした。“契約時にかかる初期費用”は地域差が大きく、一概にまとめるのが難しい為です。
辰子

そこで一つの目安として、
地方都市から上京して暮らすケースを考えてみましょう。

 たとえば、仙台出身の学生が東京・練馬区で一人暮らしを始めた場合

費用項目内容目安金額
家賃約7万円練馬区の1K相場
敷金・礼金・仲介手数料+前家賃約35万円家賃5か月分を想定
家具・家電約15万円新生活応援セットまたは新品購入ベース
引越し費用約8万円仙台→東京(約400km/単身パック)※
日用品・生活雑貨約5万円カーテン・調理器具など初期購入分
合計初期費用約70万円前後
※参考:LIFULL「引っ越し費用の料金相場」
練馬区は都心までのアクセスがよく、家賃も23区内では比較的お手ごろ。学生が多く住むエリアでもあり、物価や治安のバランスも悪くありません。

家賃を7万円とした場合、敷金・礼金・仲介手数料、前家賃などの契約費用はおよそ5か月分=約35万円前後かかります。そこに家具・家電の購入費用(約15万円)や、仙台からの引越し費用(約8万円)を加えると、初期費用の総額はおおむね70万円前後になる計算です。

もちろん、家具を譲り受けたり、中古品をうまく活用すれば10万円以上節約できる場合もあります。逆に、セキュリティを重視した築浅物件を選んだり、国内家電メーカーの家電を購入したりすると、初期費用も大きく変動します。

このように、学生の初期費用は「地域+暮らし方」で大きく幅が出ます。最初に上限を決めておくことで、無理のない範囲で安心してスタートを切ることができます。
辰子

高杉。地方出身者の痛いところだ。

一人暮らしの費用はどれくらい?仕送りなしだと全国平均でも厳しい現実

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2024年に全国大学生活協同組合連合会が行った「第60回学生生活実態調査 概要報告」によると、全国の下宿生(自宅外で暮らす学生)の生活費は月13万1,710円となっています。

在学中にアルバイトだけでまかなえるのか?

東京都の最低賃金は2025年10月以降1,226円となり、全国的にも都市部では時給1,300円前後が一般的です。

時給1,300円の場合:13万円 ÷ 1,300円 ≒ 100時間/月
となり、毎月100時間、週にして25時間働かなければなりません

週4〜5日勤務、1日5時間前後働くというのは、いくら若者で体力があるからといって、授業・課題・試験をこなしながらのスケジュールとしては、かなりタイトな生活になります。

東京ではさらに1.5万円アップ!生活費15万円が現実的ライン

全国平均の住居費(56,090円)に対し、東京都内では家賃7万円前後が一般的です。

その差額を上乗せすると、
13万1,710円 +(7万−5.6万)= 約14万5,000円〜15万円。

つまり東京で仕送りなしの生活を送るには、最低月15万円を自力で確保しなければなりません

時給1,300円の場合:15万円 ÷ 1,300円 = 約115時間/月(週28〜30時間)

絶対に稼げない額ではありませんが、授業との両立を考えると、週末+平日数日のシフトが必要になります。体力的にも時間的にも、相当な覚悟がいる働き方です。

奨学金や一部仕送りを活用して“無理のない一人暮らし”を

大学生協の調査によると、下宿生の平均仕送り額は月7万2,350円、奨学金の平均受給額は約1万9,140円。
つまり、学生の多くは月9万円前後を家族や公的支援から得て生活しています。

この支援をすべてカットして東京で暮らすのは、数字的に見ても非常に厳しいライン。完全自立を目指すよりも、奨学金や少額の仕送りを上手に組み合わせるのが現実的です。
支援方法月の目安メリット
奨学金(貸与・給付)約2万~5万継続的な収入として計算できる
家族からの仕送り約5万~7万円生活の安定・精神的な安心感も大きい
学生寮・家賃補助制度家賃3〜5万円台に抑えられる光熱費込みや食事付きの物件もあり
学内バイト・助成制度数千〜数万円授業との両立がしやすい・経験にもなる
「一人で頑張る」ことは素晴らしいことですが、支援を受けながら自分のペースで暮らすことも立派な自立です。
辰子

新卒のとき都内の会社に勤めていましたが、
働いていたって一人暮らしするの大変でした。
ましてや学生。何かしら支援を受けたほうが良いと個人的には思います。

大学生の一人暮らしはきつい?学生がやりくりするコツ

一人暮らしを始めると、「自由になった!」という気持ちと同時に、想像以上にお金が出ていく現実に驚く学生が多いものです。特に仕送りが少ない、もしくは一切ない場合は、毎月のやりくりが常に頭を悩ませるテーマになります。

実はこの“きつい”という感覚、学生本人だけではありません。
仕送りをしている親の側も、生活費や物価上昇の影響で負担を感じているケースが多く、「親にもこれ以上は頼みにくい」と感じる学生も少なくないでしょう。だからこそ、無理なく続けられる生活リズムとお金の管理が大切になってきます。

家賃を見直すだけで年間12万円節約!学生が選ぶべき部屋の条件とは?

一人暮らしの支出の中で、最も大きな割合を占めるのが家賃です。家賃は生活費全体の約4割を占めており、この固定費をどう抑えるかが“やりくり上手”の第一歩になります。

固定費を制する者は、家計を制す。

たとえば、月に1万円家賃を下げるだけで、年間12万円の節約効果が得られます。この差は、教科書代・定期代・さらには食費1か月分にも相当するでしょう。つまり、毎月の家賃を見直すことこそが、最も確実で持続的な節約術なのです。

住む場所選びは本当に重要です。
大学への進学が決まったら、できるだけ早めに物件探しを始めるのがおすすめします。春の新生活シーズンは人気物件がすぐに埋まってしまうため、早めに動くことで選択肢も広がります。
辰子

とは言いつつ、退去の時期も2月3月が多いので、
物件はご縁という言葉に尽きます。

仲介業者は1社に絞らず、できれば複数社を比較することをおすすめします。それぞれの業者が扱う物件には違いがあり、同じエリア・家賃帯でも条件の良い物件が見つかる可能性があります。複数の窓口を回ることで、より自分に合った住まいを見つけやすくなります。

初期費用を抑えるためにできる3つの工夫

  • 家賃と初期契約費を見直す
  • 家具・家電をそろえるなら?購入・サブスク・中古の上手な使い分け
  • 引っ越し費用は必ず“複数社見積もり”を

家賃と初期契約費を見直す

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上述した通り、家賃を抑えることは、初期費用・月々の支出の両方に直結します。ただし、「安ければいい」というわけではありません。治安や通学のしやすさ、セキュリティ面などとのバランスも大切です。

家賃に付随する初期費用──敷金・礼金・仲介手数料──にも注目を。これらは物件や不動産会社によって条件が大きく異なります。
家具・家電をそろえる際の使い分け
  • 仲介手数料の交渉は「誠実さ」がカギ
  • 敷金は“戻ってくるお金”と考えてOK

仲介手数料の交渉は「誠実さ」がカギ

仲介手数料は家賃1か月分+税が上限ですが、不動産会社によっては「0.5か月分」や「無料」にしてくれるケースもあります。

ただし、強引な値引き交渉は逆効果です。担当者が丁寧に対応してくれた場合は、そのサポートへの報酬として支払うのがマナー。とはいえ「予算的に厳しい」「他物件と迷っている」といった事情を率直に伝えれば、柔軟に対応してもらえることもあります。

ただし、繁忙期(2〜3月)や人気物件では交渉が難しく、「では他の方にご案内します」となるケースもあるため注意が必要です。

敷金は“戻ってくるお金”と考えてOK

敷金は滞納や退去時の修繕費に備えた“保証金”のようなもので、契約上のルールを守り部屋をきれいに使えば、退去時に返還されるのが基本です。

一方、「敷金0円」とうたう物件では、代わりに「クリーニング費用」などを最初に支払うケースがあり、実質的には同等の初期費用がかかることもあるのでよく確認してください。

また、入居時には、家具を入れる前に壁や床の傷・汚れを写真で記録しておくのがおすすめです。退去時のトラブルを防げるうえ、「通常の摩耗(経年劣化)」と「故意の汚損」を区別しやすくなります。

写真・動画で現状を残す、こまめに清掃する、契約内容を確認する。これだけで退去時の余計な費用請求を防げます。

辰子

家に関することって、知識がないと損すること多いです。
by 引っ越し5回目の私

家具・家電をそろえるなら?購入・サブスク・中古の上手な使い分け

一人暮らしの生活費用で、もっとも大きな出費になるのが家具と家電。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・ベッドなどを新品でそろえると、15〜25万円前後かかることもあります。

とはいえ、工夫次第でこの金額を半分以下に抑えることも可能です。ここでは「購入」「サブスク」「中古(リユース)」の3パターンから、費用を安く抑えるポイントを整理してみましょう。
家具・家電をそろえる際の使い分け
  • 購入派:長く使うなら型落ちモデルを狙おう
  • 中古・リユース派:費用を半分にできる現実的な選択
  • サブスク派:新品を月払いで、初期費用ゼロに

購入派:長く使うなら型落ちモデルを狙おう

4年間住むことを前提にするなら、購入がもっともオーソドックスです。

学生の一人暮らしで、まずそろえておきたい家電が冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3つです。これに加えて、必要に応じて炊飯器を購入すれば十分です。掃除機については、ワンルームであればクイックルワイパーや粘着クリーナーでも代用可能な場合が多く、最初から購入しなくても問題ありません。スペースを取らず、コストも抑えられるため、後から必要に応じて検討すればよいでしょう。

家電量販店では時期になると「新生活セット」が並びますが、メーカーにこだわらず、できるだけ安く揃えたい人には通販が最適です。型落ちモデルやネット限定モデルはコスパが高く、性能も日常使いにはまったく問題ありません。

通販をのぞいてみると、冷蔵庫が18,000円~、洗濯機25,000円~、電子レンジ8,000円~で購入できます。
設置もオプションで2,000円ほど。いわゆる“3種の神器”は合計5万円前後でそろう計算です。炊飯器も1万円以下で手に入るため、すべて合わせても6万円程度で十分スタートできます。
家具に関しても同様に考えましょう。大学生活の4年間が終われば、多くの人は就職や転居などで住まいを変えます。つまり「4年間しか住まない」と割り切るなら、退去や引っ越しがスムーズな家具を選ぶのが現実的です。

おしゃれで大きなベッドに憧れる気持ちも分かりますが、その分だけ搬出や処分に時間と費用がかかることも忘れてはいけません。とはいえ、睡眠は生活の質に直結する要素なので、寝心地にはある程度こだわるのが理想です。

コスパを重視するなら、簡易ベッドなら1万円以下で入手可能。マットレスは価格帯が広く、1万円台から選べます。
4年間限定の生活と割り切るなら、いっそ良質な布団を購入して使うという選択肢もおすすめです。収納や引っ越しのしやすさを考えると、布団生活は意外と合理的なスタイルといえるでしょう。

無印風のおしゃれなシェルフを安く導入したい人は、こちらの記事をチェック!

中古・リユース派:費用を半分にできる現実的な選択

家電や家具を中古でそろえるのも、費用を抑える有効な方法です。リユースショップやフリマアプリを活用すれば、冷蔵庫や洗濯機を1〜3万円台で購入できる場合もあります。

ただし、中古品を選ぶ際は、動作保証の有無や清掃状態を必ず確認することが大切です。また、通販サイトではメーカーによって新品でも価格が下がっていることが多いため、必ずしも中古=安いとは限りません。中古・新品の両方を比較し、コストと品質のバランスで判断するのが賢い選び方です。

サブスク派:新品を月払いで、初期費用ゼロに

また、ここ数年で注目されているのが、家具・家電のサブスク(レンタル)サービスです。
新品または中古の家電をセットで借りられるため、引っ越しや処分の手間を考えるとサブスクを選ぶ人も増えています。

しかし、大学生活の4年間という長期スパンで見た場合、購入したほうがトータルコストを抑えられるケースがほとんどです。

以下は、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点セットで比較したおおよその費用です。
プラン1年2年4年備考
サブスク(新品)約65,560円約69,410円約77,770円メーカーは選べない
サブスク(中古)約41,580円約52,360円短期利用向け
購入(新品・最安構成)約55,000円サブスクと同等サイズ・メーカー指定なし
この比較からも分かるように、4年間利用するなら購入のほうがコスパは良好です。購入の場合の55,000円というのは、その機器のほぼ最安値で計算しています。メーカーにこだわりのある方や、機能を重視したい場合はそれ以上にかかるということをご留意ください。サブスクの場合もメーカーを指定することはできないため、その点に関しては、機器の良しあしは一緒でしょう。

とはいえ、サブスクにもいくつかの利点があります。まず、通常使用中の故障サポートが受けられる点。また、卒業や引っ越しの際に返却するだけで処分の手間が省ける点は安心です。

\ 注目の家具・家電レンタルサービス /

引っ越し費用は必ず“複数社見積もり”を

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引っ越し費用は、業者や時期によって数万円単位で差が出ることがあります。一社目の見積もりで10万円と言われたものが、相見積もりを取った結果6万円で済んだ──というケースも珍しくありません。

引っ越し業界は「お客さんの取り合い」とも言えるほど、顧客獲得競争が激しい世界。そのため、他社の見積もりをもとに自然に値下げ交渉が通ることもあります。

とはいえ、強引に値引きを迫るのはNG。「できれば予算をもう少し抑えたいのですが…」と、丁寧な姿勢で交渉することがポイントです。誠実な対応を心がけるだけで、結果的に費用を大きく抑えられることもあります。

見積もりは各社に個別で依頼するよりも、一括見積もりサイトを使うのが効率的。同じ条件で複数の業者の価格を一度に比較できるため、最安値の相場を把握しやすくなります。

総括:【必見】学生の一人暮らし初期費用はいくら?賢く節約するために知っておきたいこと

はじめての一人暮らしは、ワクワクと不安が入り混じるもの。特に学生にとって、初期費用の負担は決して小さくありません。

しかし、家賃・家電・引っ越し──この3つのポイントをしっかり押さえれば、想像以上にムダを減らし、安心してスタートを切ることができます。

家探しでは「安さだけ」でなく、“暮らしやすさ”や“安全”とのバランスを意識しましょう。無理のない範囲で自分が安心して暮らせる場所を選ぶことが、長く続けられる生活につながります。

家具家電は、新品・中古・サブスクそれぞれのメリットを比較して、自分のライフスタイルに合った選び方をするのがポイントです。処分や引っ越しを見据えるならサブスク、コスパ重視なら購入という選択肢もあります。

そして、引っ越し費用は相見積もりで賢く節約を。複数社を比較するだけで、数万円単位で費用を抑えられるケースもあります。焦らず、丁寧に準備を進めることが何よりの節約術です。
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